不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2006/2/9

業績好調で、通期予想を過去最高に上方修正/三菱地所「2006年3月期第3四半期決算」

 三菱地所(株)は9日、「2006年3月期第3四半期決算(単体・連結)」を発表した。

 当期(2005年4月1日~12月31日)単体業績の売上高は3,034億8,400万円(前年同期比12.0%増)、営業利益は670億9,300万円(同34.1%増)、経常利益は571億7,400万円(同58.5%増)、純利益は311億8,100万円(同126.7%増)。
 当期連結業績の売上高は5,595億3,100万円(同9.9%増)、営業利益は933億8,600万円(同19.6%増)、営業利益は781億300万円(同33.0%増)、純利益は338億5,300万円(同89.1%増)であった。

 セグメント別には、ビル事業で「UFJ東京ビル」「丸の内オアゾ」等新規ビルの貸室料増加が寄与し、営業収益2,211億3,500万円(前年同期比57億100万円増)、営業利益654億9,800万円(同38億6,200万円増)を計上。なお、同事業(単体ベース)における当四半期末現在の全国平均賃料は21,557円、空室率は3.55%(丸の内仲通りビルリニューアル工事部分を空室として算出したもの。該当部分を除外した実質空室率は2.57%)であった。
 また、住宅事業では、「マンション販売が非常に好調で、05年12月末現在で当期計画の96%が契約済み」(同社常務執行役員・鈴木誠一郎氏)となっているほか、藤和コミュニティ(株)の新規連結により、営業収益1,145億9,100万円(同247億2,200万円増)、営業利益93億1,500万円(同58億4,900万円増)と大幅な増収増益となった。マンションの売上高は720億300万円、売上戸数は1,485戸、新規販売戸数は3,388戸。
 このほか、資産開発事業、不動産サービス事業も好調に推移し、全体で増収増益となった。

 なお、業績好調を受け、通期業績を上方修正。連結営業収益は8,400億円(前回発表予想7,990億円)、営業利益は1,315億円(同1,255億円)、経常利益は1,135億円(同1,050億円)、純利益は500億円(同480億円)と、いずれも過去最高の業績に修正された。

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