不動産ニュース / その他

2006/4/3

不動産各社で入社式

 新年度を迎えた4月3日、不動産各社においても新たに不動産業界の一員となる新入社員を迎えるべく、入社式が執り行なわれた。以下、各社入社式での社長挨拶の要旨。

■三井不動産(株) 代表取締役社長 岩沙 弘道氏
 当社グループのステートメントは「都市に豊かさと潤いを」ですが、これは都市再生への取組みを継続し、日本経済の発展に貢献していくという、我々の強い意思を表したものであり、日本橋や東京ミッドタウン、川崎や豊洲といった商業と住宅の複合開発など、実践しつつあるところです。
 今の時代、変化が大きく、そのスピードが速いというのが特徴となっており、そのようななか、自らの可能性を伸ばしていくためには、「幅広い視野を持つ」ということも必要です。社内外・世代を問わず、交流、出会いを大切にし、人間の幅を広げていただきたいと思います。
 三井不動産は、三井グループの中核企業の一つとなっており、また、不動産業界のリーディング・カンパニーでもあります。伝統のある三井不動産の、そしてリーディング・カンパニーの名に恥じないよう、持てる力を存分に発揮し、自己研鑚を積んで自らを成長させ、また、会社生活を大いに楽しみ、充実した人生を送っていただきたいと願っています。

■東京建物(株) 代表取締役社長 畑中 誠氏
 本年は皆さんが社会人となる記念すべき年であると共に、当社の歴史にとっても「創立110周年」という新たな節目を迎える年であります。
 当社は不動産証券化を軸とした多様な事業展開を図るとともに、「コンプライアンスに徹した事業姿勢」と「顧客評価NO.1を目指す事業推進」を通して、ゆるぎない基盤を確立してきました。皆さんには、当社が誇る企業理念「信頼を未来へ」のもと、これを実現する担い手となり、一歩一歩確かな信頼を未来へつなげて行く努力を重ねていただきたいと思います。
 これから社会人になる皆さんへ人生の先輩として4つのお願いをさせていただきます。まず、基本に忠実に「学ぶ」という気持ちを常に持ち続けていただきたい。そして、「希望に満ちた、この今のさわやかな気持ち」をいつまでも忘れないでいただきたい。初心忘れるべからずです。また、「あらゆる人との出会いを大切にしていただきたい」。最後の一つは、何よりも「健康管理」には自分で責任を持ち、くれぐれも注意していただきたい。

■(株)長谷工コーポレーション 代表取締役社長 岩尾 崇氏
 当社はもともと若々しく活力のある会社です。バブル期に事業の多角化に挑戦しましたが、その多くは失敗し、11年前から再生に向けて再建計画に取り組んできました。2002年に「中期3ヵ年計画」がスタートし、多くの方々のご支援と役職員の一丸となった努力によって、計画に掲げた本業収益の強化ならびに財務体質の健全化を達成できました。昨年からは再生完了への最終段階と位置づけた「新中期経営計画」がスタートし、今年は2年目になります。来年は創業70年を迎えますが、当社はグループ全体が連携して、人間の生活に重要な「住」という分野で、安全・安心で快適な住まいとコミュニティを提供している会社であることを、良く勉強しておいていただきたい。

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