不動産ニュース / ハウジング

2006/4/11

積水ハウス、シングル女性が両親と暮らす「カーサ・フィーリア」を提案

明るいサニタリー空間
明るいサニタリー空間

 積水ハウス(株)は、30代~40代のシングル女性が、両親と共に暮らす住まい・ライフスタイル「カーサ・フィーリア 娘と暮らす家」を提案していく。将来の家族構成の変化にも柔軟に対応できる有効なプランニング手法の確立をめざしたもの。家族のより良い快適性の追求、潜在的な需要喚起、新たな市場創造をはかる。

 同社は、晩婚化の傾向等により、親の家に住み続けるシングルの増加や、都市に住む比較的年齢の高いシングルが増えるなど、家族形態やライフスタイルの多様化が進んだことで、これまでのような2世帯、核家族といった標準的な世帯だけでは住宅を考えることが難しくなりつつある、と分析。
 そこで、2005年に全国のシングル女性とその母親を対象に実施したアンケート結果を踏まえ、独立したシングル女性が親と一つ屋根の下に住む場合は「親+子供」ではなく「大人+大人」の生活であることに注目。独立した大人同士が一緒に暮らす新たなライフスタイルと、家族それぞれが次の「第2のステージ」というライフスタイルを「カーサ・フィーリア」で提案していく。
 親の老後を踏まえたバリアフリー、娘の自立のための間取り、親子の新しい関係を築くための共有スペース、結婚などで家族形態が変わっても対応できるフレキシブルな空間をテーマに設計。子供部屋の延長であるものの、娘の部屋には専用シャワーやバスルーム等のサニタリー空間を設置する「いっしょスタイル(ぶどうスタイル)」、それぞれのプライバシーを尊重すべくサニタリー、ベッドルームに加えリビングも専用のものを用意する「つながるスタイル(さくらんぼスタイル)」、玄関も別とし、親世帯とは完全に独立した世帯を用意する「それぞれスタイル」を提案していく。

 また、今後の収入や将来生活費に不安があるリタイア世代に向け、りそな銀行と提携したリバースモーゲージ方式の新型ローンを開発。建て替えや増改築資金の新たな選択肢として提供していく。同ローンは、返済方法として、元利金等返済タイプと期限一括返済タイプの2つを設定。期限一括返済タイプでは、毎月は利息の支払いのみとなり、また当座貸越による融資を選択することで、余裕のあるときに元本の返済を行なうこともできる、というもの。4月中より取扱いを開始する予定。

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「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。