国土交通省は29日、独立行政法人都市再生機構に対して文書による「厳重注意」を行なった。同機構が1990年から1994年に分譲した住宅の一部において、工事上の瑕疵に加え、設計に関して不適切な事案があったことによるもの。
同機構はコンクリートやモルタルの充填不足など構造上に欠陥のある住宅を供給したことにより、2003年6月に「文書厳重注意」を受けていたが、当初設計に瑕疵があったことに加え、二度に渡り不適切な構造計算書を再作成していたことが第三者(JSCA)の検証により明らかになったことを受けたもの。
同省は同機構に対し、早急な対応といっそうの努力を求める方針。