不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2007/2/6

事業再生計画による供給抑制で減収減益/大京07年3月期第3四半期決算

 (株)大京は6日、2007年3月期第3四半期決算を発表した。

 当期(2006年4月1日~12月31日)の売上高は2,041億8,600万円(前年同期比▲26.8%)、営業利益142億9,500万円(同▲27.8%)、経常利益132億5,500万円(同▲21.4%)、純利益70億3,300万円(同▲70.9%)となった。
 同社グループでは高収益体質の確立をめざす事業再生計画に取り組んでおり、当期は計画的にマンション供給のボリュームを抑制したことにより減収減益となった。

 不動産販売事業においては、主力のマンション販売事業で売上総利益率21.2%(前年同期比3.8ポイントアップ)となったものの、計画的な供給抑制などから営業収入1,489億9,800万円、営業利益124億2,500万円となった。
 不動産管理業においては、管理戸数の堅調な推移に加え、(株)大京ライフを連結子会社したことにより営業収益221億800万円となったが、営業利益は大京管理(株)の完全子会社化に伴うのれんの償却費用などにより18億700万円となった。
 不動産仲介業においては、仲介業務における営業力強化の取り組みや、販売代理業務における戦略的な事業縮小などにより、営業収益58億7,700万円、営業利益4億5,300万円となった。

 通期予想については売上高3,810億円、経常利益320億円、純利益215億円を見込んでいる。

 また、同社では98年3月期以降、無配を継続してきたが「事業再生計画」を前倒しで達成できる見通しであることから、07年3月期期末配当(復配)を決定、1株当たり3円とする予定。

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