扶桑レクセル(株)は19日、千葉県松戸市で建設していた分譲マンション「レクセルプライム北小金」(地上8階建て、総戸数52戸)が13日に竣工したと発表した。
同物件はJR常磐線「北小金」駅徒歩10分、総武流山電鉄線「小金城趾」駅徒歩8分の住宅街に立地。同社がこれまで行なってきたセキュリティーやユニバーサルデザインをさらに深めた新システム「インテリジェント・セキュリティシステム」を導入した第1号物件となる。
「インテリジェント・セキュリティシステム」は同社がドコモ・システムズ(株)、セコム(株)、(株)アルファと共同で開発した新商品。携帯電話を使って鍵の施錠や防犯セットの状態が確認できるほか、一部の家電製品のスイッチ操作や、来客・宅配ボックス着荷をメールで知らせる。また、住戸内に設置されたセンサーに異常があった場合、管理事務所を経由して、セコム・コントロールセンターに自動通報。必要に応じて110番や119番に通報する。また、付加サービスとして、24時間対応の電話健康相談のほか、人間ドックの紹介なども行なっている。その他、リモコン機能が付いた携帯器で玄関錠が操作できるハンズフリーシステムを採用しており、携帯器をポケットやカバンに入れたままでも施・解錠の操作ができる。
またユニバーサルデザインへの取り組みとして、エレベーター操作パネルを通常の位置の他に低い位置にも設置する、階段の踏み面と路面の仕上げの色にコントラストをつける、コンセントの高さを床から40cmとすることで腰への負担を軽減する等数多くの配慮を施した設計となっており、同物件購入者の動機調査でも「ユニバーサルデザインに感動した」(20代男性)という声が上がっているという。