不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2007/7/11

不動産開発事業に参入/アライヴコミュ、中期経営計画を大幅改訂

 (株)アライヴコミュニティは10日、2006年2月策定の中期経営計画(06年度~08年度)の大幅改訂を発表した。

 同社事業の主力であるコーティング事業やハウスケア事業を取り巻く市場環境が厳しさを増していることから、既存事業の効率化、再構築のみならず、これまでの枠組みを超え、新たな事業領域に進出することとしたもの。

 具体的には、08年2月期から、不動産開発関連事業に本格進出する。当初は、さまざまな規模や種類の開発案件を年間3~4件手がけ、事業基盤を整える。08年2月期は、4プロジェクト分、約110億円を投下し、土地購入等を実施。09年2月期から、これら事業による収益寄与をめざす。

 また、開発投資額は200億円を上限とし、設定額以上の過大な投資は行なわない。同事業推進に向け、大手ゼネコンOBや不動産事業経験者を執行役員、取締役に据えるほか、第三者割当による新株発行などで、最大60億円の資金調達を実施する。一方、既存事業については、不動産開発関連事業とのシナジー効果を追求するほか、支店の統廃合、中古マンションリノベーション事業の推進、グループ各社の顧客共有化などにより、収益体質を強化する。

 これらの戦略により、09年2月期は連結売上高80億円~100億円、経常利益10億円~13億円、当期純利益6億5,000万円~7億8,000万円、10年2月期には連結売上高126億円~158億円、経常利益21億円~27億円、当期純利益13億円~16億2,000万円をめざす。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年6月号
「特定空家」にしないため…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/5

「月刊不動産流通2024年6月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年6月号」の発売を開始しました!

編集部レポート「官民連携で進む 空き家対策Ⅳ 特措法改正でどう変わる」では、2023年12月施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」を国土交通省担当者が解説。

あわせて、二人三脚で空き家対策に取り組む各地の団体と自治体を取材しました。「滋賀県東近江市」「和歌山県橋本市」「新潟県三条市」「東京都調布市」が登場します!空き家の軒数も異なり、取り組みもさまざま。ぜひ、最新の取り組み事例をご覧ください。