不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2008/2/12

開発計画の凍結で08年3月期に特損271億円を計上/大和ハウス工業

 大和ハウス工業(株)は8日、2008年3月期第3四半期決算を発表した。

 当期(2007年4月1日~12月31日)の連結売上高は1兆2,149億5,100万円(前年同期比7.5%増)、営業利益579億8,400万円(同17.8%増)、経常利益584億5,200万円(同14.4%増)、当期純利益333億1,400万円(同26.8%増)。

 主力戸建住宅商品「xevo(ジーヴォ)」の商品ラインアップ拡充、中高層賃貸住宅事業の強化、商業・物流・医療施設等への営業展開など業容の拡大を進めた。当期の建築請負における受注高は、戸建住宅が2,124億7,900万円(同▲1.6%)、集合住宅2,127億8,000万円(同4.7%増)、流通店舗が1,380億1,100万円(同7.5%増)。

 なお、早期の収益実現が困難な開発案件について、計画を凍結。早期処分可能な価額まで棚卸資産の評価を見直した結果、08年3月期決算に開発事業損失として特別損失を約271億円計上。これにより、同期連結業績予想を売上高1兆7,000億円(前回発表比変動なし)、営業利益880億円(同▲12.0%)、経常利益880億円(同▲12.0%)、当期純利益350億円(同▲39.7%)へ修正した。

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