不動産ニュース / イベント・セミナー

2008/8/21

今後3年間で約3,600億円投資を予定/LIM

 ラサール インベスト マネージメント(株)(LIM)は20日、物流不動産投資の分析および、同社の今後の投資戦略についての記者説明会を開催した。

 冒頭、同社CEO兼執行役員の中嶋康雄氏は「物流不動産市場はストックと潜在需要のミスマッチが生じている。これは物流企業にとってチャンスであり、当社のノウハウを発揮したい」とあいさつ。

 説明会では、同社投資戦略・リサーチ部ディレクターのオリヴィエ・メージュ氏とポートフォリオマネジメント物流投資本部ディレクターの吉川恒太郎氏による「物流業界、物流不動産投資業界の過去・現状・今後」についての説明が行なわれた。
 物流需要ドライバーが増加していることや、需要の多い“延床面積1万坪以上築10年未満”の施設が不足していること等をデータを基に指摘。同社の提供するオフバランス・スキームや共同出資プロジェクトといったソリューションの有効性について語った。
 また、イギリスにおける物流倉庫の投資パフォーマンスに触れ、日本の物流不動産セクターの今後を展望。投資適格不動産の増加による投資市場の拡大や安定収益不動産としての物流ストックの拡大、情報流通量の拡大等を挙げた。

 その後、同社投資執行役員の吉川陽介氏が「ラサールの物流不動産投資の現状・今後の戦略、ラサールのプラットフォーム」を解説。
 欧米諸国を例に挙げ、物流不動産のアセットの成長性とアセットマネージャーの必要性を主張。こうした課題への対応として、同社の特長である「顧客への一貫したサービスの提供」、「不動産の専門家集団によるアドバイス」、「資金パートナーとしてのサポート」への需要が高まるとした。

 併せて、中期物流投資戦略(3年間)を公表し、パートナーシップ事業では、オフバランス事業などによるパートナーシップの構築、最適土地情報の収集選択などを通じたBTS事業に投資予定総額20案件、約1,000億円を。また、大規模マルチセンター開発事業では、首都圏、関西圏、中京圏および主要都市に10ロケーション、約2,600億円を投資すると発表した。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年6月号
「特定空家」にしないため…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/5

「月刊不動産流通2024年6月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年6月号」の発売を開始しました!

編集部レポート「官民連携で進む 空き家対策Ⅳ 特措法改正でどう変わる」では、2023年12月施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」を国土交通省担当者が解説。

あわせて、二人三脚で空き家対策に取り組む各地の団体と自治体を取材しました。「滋賀県東近江市」「和歌山県橋本市」「新潟県三条市」「東京都調布市」が登場します!空き家の軒数も異なり、取り組みもさまざま。ぜひ、最新の取り組み事例をご覧ください。