(社)高層住宅管理業協会は12日、「第一ホテル東京」(東京都港区)で記者懇親会を開催した。
開会にあたり、同協会理事長の黒住昌昭氏は「今年は消費者マインドの冷え込み等の影響から、多くのディベロッパーが苦戦を強いられた1年だったが、私たちの業界も間接的に被害を受けた。なお、税制等に関して、当協会では、修繕積立金の所得税控除を以前から要望している。なかなか実現されないので、今後は攻め方を変えて訴えていきたい。内容についても、所得のない高齢者の方も考慮に入れて、見直していきたい」とあいさつ。
今年6月に策定した中期事業計画については、「新管理者管理方式の検討をはじめ、課題はたくさんある。計画の柱の一つである『マンション管理の適正化』については、不祥事を起こした当協会会員もいる。適正な管理を行なって区分所有者の信頼を得るために、協会としてはモニタリング等を実施して是正を図っているところだ」と述べた。
あいさつに続いて、新納清栄副理事長の音頭で乾杯し、盛会となった。