不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2009/5/15

デリバティブ評価損計上で大幅減益/アールシーコア09年3月期決算

 (株)アールシーコアは14日、2009年3月期決算を発表した。

 当期(08年4月1日~09年3月31日)の連結売上高は79億3,000万円(前期比▲22.5%)、営業利益は500万円(同▲99.0%)、経常利益は3,400万円(同▲94.3%)、当期純損失は1億6,200万円(前期:純利益2億9,200万円)。

 当期は、新ブランド名称「BESS(ベス)」を掲げ、タイムシェア事業も包含した「暮らしブランド」としての展開を推進。前期後半から続く住宅事業新規契約高の落込みの早期回復に努めた。

 しかしながら、引き続き新規契約低迷の影響は大きく、BESSブランドの建物によるまちづくり構想「BESS街区」の販売にも遅れが生じたことなどから、大幅な減収に。一方、人件費を中心に固定費の圧縮に努めたものの、経常利益も大幅減益、さらに急激な円高によるデリバティブ評価損1億6,800万円の計上も加わり、最終赤字となった。

 次期については、連結売上高93億4,000万円、営業利益4億7,000万円、経常利益4億7,000万円、当期純利益2億2,000万円を見込む。

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