不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2009/5/18

資産開発および住宅分譲が低迷、減収減益に/サンケイビル09年3月期決算

 (株)サンケイビルは15日、2009年3月期決算を発表した。

 当期(08年4月1日~09年3月31日)の売上高は316億6,400万円(前期比▲14.1%)、営業利益は24億2,000万円(同▲53.9%)、経常利益は11億3,600万円(同▲71.7%)、当期純利益は12億9,600万円(同▲44.6%)となった。

 ビル賃貸事業では、大規模開発の「ブリーゼタワー」が08年8月に営業を開始したことにより、売上高151億4,900万円(同28.8%増)、営業利益43億8,500万円(同28.0%増)と増収増益と達成。
 資産開発事業では、収益不動産1物件の売却収入などを計上したものの、売上高25億4,200万円(同▲72.8%)、営業利益7億円(同▲72.0%)と減収減益。また、住宅分譲事業でも市況の悪化を受けた販売低迷に加え、棚卸資産の評価損13億4,500万円を計上した結果、売上高53億600万円(同▲39.7%)、営業損益21億3,400万円(前期比▲21億4,300万円)となった。
 なお、当期純利益では、税務上の損金算入案件があり税金費用が大幅に減少した。
 
 次期については売上高318億円、営業利益36億5,000万円、経常利益17億5,000万円、当期純利益10億円を見込んでいる。

 なお、同日の取締役会において代表取締役の異動を発表した。経営体制強化のため代表取締役を増員するもの。現・代表取締役・社長執行役員の中本逸郎氏が代表取締役・取締役会長に。また、現・取締役専務執行役員の日?秀行氏が代表取締役・取締役社長に就任する。
 異動予定日は6月26日。

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