不動産ニュース / 開発・分譲

2009/5/20

複合再開発「名古屋プライムセントラルプロジェクト」が竣工/東京建物ほか

「名古屋プライムセントラルプロジェクト」外観
「名古屋プライムセントラルプロジェクト」外観

 名駅2丁目開発特定目的会社、東京建物(株)、丸紅(株)の3社は20日、開発を行なってきた「名古屋プライムセントラルプロジェクト」(名古屋市西区)が竣工したと発表した。

 同プロジェクトは、名古屋市交通局の旧那古野営業所用地活用事業として推進してきたもので、オフィス、住宅、駐車場、店舗、名古屋市のバス回転場など、業務商業機能と都心住宅機能を融合させた、大規模な複合再開発となっている。JR「名古屋」駅、名古屋鉄道「新名古屋」駅、地下鉄東山線・桜通線「名古屋」駅から徒歩数分に立地する。

 オフィス棟「名古屋プライムセントラルタワー」は、地上23階建て、敷地面積7,463.11平方メートル、延床面積4万9,788平方メートル。1~2階が店舗、3~23階が事務所となっている。
 外装は石を基調とした縦連装の伸びやかなデザインとし、ブレース型制震ダンパーによる高い耐震性能を確保しながらも、柱型を貸室内に設けない構造を採用。また、バリアフリー新法にもとづいたユニバーサルデザイン、高度なセキュリティシステムを採用するだけでなく、環境負荷の低減に配慮し、省エネルギー化を実現しながら快適な環境を整えるなど、建築物の環境品質・性能にも十分な配慮を行なうことで、CASBEEのAランクを取得している。

 一方、住宅棟の「ブリリアタワー名古屋グランスイート」は、地上29階地下1階建て、総戸数134戸の分譲タワーマンション。敷地面積2,252.94平方メートル、延床面積1万8,435平方メートル。名古屋駅エリアを一望するスカイラウンジや来客者用宿泊施設のオーナーズスイートなどホテルライクな共用スペースも設け、4重のセキュリティと壁型粘弾性ダンパーを採用。専有面積54.40平方メートル~258.59平方メートル、1LDK~4LDKまでメゾネットプランを含む多彩なプランを設けている。

 街区は、総合設計制度を活用することで開放感のあるオープンスペースを生み出し、建物および駐車場屋上も緑化するなど緑豊かな空間を創出。また、敷地北側のコミュニティスペースは、地域コミュニティの形成・交流の促進を目的として、靴工房、地域情報提供、菓子の販売等が行なわれるなど、地域の人にも広く利用できる空間を提供していく。

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「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。