三井不動産(株)は、国の重要文化財である「三井本館」の開館80周年を記念して、開館記念日である6月15日に、プレス向け記念イベントを開催した。
『三井本館』の歴史と日本橋再生計画」に関する説明と、「三井本館」見学会、および「記念コンサート」を開催したもので、見学会では、設置当時は「東洋一」といわれた直径2.5m、重さ50tの中央三井信託銀行の地下大金庫を公開したほか、壁面全体が木羽目板張り仕上げの三井家代々当主の部屋や、「室町東地区開発計画」模型の見学を実施した。
三井不動産(株)日本橋街づくり推進部部長の中川俊広氏は、平成26年に全体竣工予定の「室町東地区開発計画」について、「『三井本館』を基準として新たなまちづくり・景観形成を行なっていきたい。建物単体ではなく「通り」を含む街区全体で開発し、オフィス機能だけでなく、商業や住宅の機能も混在させることにより、昼も夜も賑わいのある街を創出していきたい。」と語った。
なお、同社では、一般の方向けの「三井本館」開館80周年記念イベントとして、パネル展「三井本館会館80周年~写真で見る三井本館と日本橋」を、6月5日~30日(土、日、祝祭日を除く)の期間、三井本館1階にて開催中。
詳細は同社ホームページを参照のこと。