(株)INAXは15日、工務店・ホームビルダー向けの住宅履歴情報サービス「家ルテ(カルテ)」を、7月1日から発売すると発表した。
同サービスは、国土交通省の「平成20年度(第2回)超長期住宅先導的モデル事業」の中の「維持管理・流通等のシステムの整備」部門で、同社が提案し採択されたもの。6月4日に施行された「長期優良住宅普及促進法」で求める「住宅履歴書」およびその周辺データの維持管理とカスタマーサポートを一体化した。
「住宅履歴書データベース」に図面情報・保証書・取扱説明書などのユーザー情報を初期登録。引渡し後の修理・点検・リフォームなどの実施状況を、発生のつど登録・管理する。また、アフターメンテナンスの窓口となるコールセンターを、各工務店・ホームビルダーごとに専用で開設。引渡し後の問合せやメンテナンス依頼を、24時間365日、工務店・ホームビルダーに代わり受付・手配・進捗管理。終了した時点で「住宅履歴書データベース」に登録する。
さらに、ユーザーサポートサイトを、工務店・ホームビルダーに代わって制作。ユーザーは、図面情報や修理・点検の履歴などを、専用ページから閲覧できるほか、サイトからの点検予約、修理依頼も可能とした。
なお、同システムは同社製品利用の有無にかかわらず利用できる仕組みで、コール数やデータ容量に応じた従量制課金の予定。