不動産ニュース / 不動産金融・証券化

2009/12/16

JRF、10年3月にLJRを吸収合併

 日本リテールファンド投資法人(JRF)は15日、ラサール ジャパン投資法人(LJR)との間で、合併契約を締結。2010年3月1日、JRFを存続法人とする吸収合併を行なう。

 外部成長を含めた成長機会を探っていたJRFと、経済情勢の変化に対応するためのポートフォリオ運営・財務の防衛戦略を進めていたLJRとの間で、両投資法人の合併が、投資主価値の向上に資するとの認識に至り、10月29日合併に基本合意していたもの。10年1月26日開催予定の両投資法人の投資主総会での承認が条件。2月24日をもって、LJRは上場廃止となる。

 なお、合併比率は、LJRの投資口1口に対しJRF0.295口となるが、1口未満の投資口が発生することから、JRFの投資口1口を4口とする投資口分割を実施。LJR1口に対し、JRF1.18口を割り当てる。

 合併後のJRFの資産規模は、71物件・取得価格ベースで約7,100億円。今回の合併により、新たにオフィス・住宅も保有することになるものの、その割合は極めて低いため、それら資産については原則売却の方向で取り組み、引き続き「商業施設特化型」のREITをめざす。

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