(社)高層住宅管理業協会は18日、帝国ホテル東京(東京都千代田区)にて新年賀詞交歓会を開催。協会関係者のほか、多数の来賓が参加した。
会の冒頭、欠席した黒住昌昭理事長に代わり、土橋隆彦副理事長があいさつ。「昨年は協会設立30周年記念として、防犯・防災訓練を中心にさまざまな社会貢献活動を実施し、多くの管理組合や居住者、そして地域の人々に参加いただき、会員の協力もあって無事すべて終了することができた。
現在、当協会会員は管理組合数約7万8,000組、戸数にして482万戸のマンションを管理している。これは、全国のマンションストックのうち約9割を占め、非常に責任が重い事業であると考えている。この期待に応えるため、2年前より3ヵ年の中期事業計画を策定。専有部へのサービス提供や地域との共生など、“住生活総合サービス業”への実現に向けた取組みを行なっているほか、法令遵守の徹底、建物の老朽化、居住者の高齢化の問題にも的確に対応している。今後、新しい修繕計画の策定や、高齢者が新たな管理の担い手として活躍できるノウハウの提案をしていく」などと語った。
また、「今年5月には『マンション管理適正化法施行規則の一部を改正する省令』本格施行となる。管理組合財産の分別管理の趣旨を徹底させていくため、新モニタリング制度を創設し、適正な業務の実施を図っていく。業界あげて、法令遵守の徹底に努めていきたい」と続けた。
その後、野埼弘毅副理事長の音頭で乾杯し、盛会となった。