不動産ニュース

2010/6/28

CRE戦略の一環として、香川県高松市でオフィスビル建替え/野村不動産HDほか

「(仮称)東芝新高松ビル」完成予想パース(屋上には太陽光発電システムパネルを設置)
「(仮称)東芝新高松ビル」完成予想パース(屋上には太陽光発電システムパネルを設置)

 野村不動産グループのNREG東芝不動産(株)は25日、既存ビルの建替え事業として、オフィスビル「(仮称)東芝新高松ビル」(香川県高松市)の建築に着手すると発表した。

 本計画は、築40年が経過した、主として東芝グループが入居中の「東芝高松ビル」を建て替えるもの。
 東芝グループの郊外型拠点の新世代モデルとすることを企図し、環境配慮型建築を追求したビル再開発の試金石に位置づけるとともにCRE戦略の一環としての性格も併せ持つ。
 計画地は、敷地面積4,958.62平方メートルで、高松市中心部より東へ約1.5kmの朝日町2丁目に位置。西側に近接する旧JT跡地には2013年度開院予定の香川県立中央病院の移転・新築が議会決定しており、今後の周辺地域の活性化が期待される。

 建物は、延床面積2,969.44平方メートル(予定)、鉄骨造地上2階建て。環境配慮型建築の先駆けとして、(1)共用部分へのLED照明、(2)高効率空調機、(3)太陽光発電システムを東芝グループから採用する予定。屋根のほぼ全面に100kwの太陽光発電システムを設置(年間発電量10万kwh)することで、CO2排出量の約41t削減に貢献するとともに新建物共用部分の日中の空調負荷をほぼ賄うことが可能となる。
 オフィス部分における機能面の効率化としては、共用の会議室、リフレッシュルームを複数設置し、テナントの賃借面積圧縮によるファシリティコスト削減に貢献していく。
 竣工は、10年11月末を予定。

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