不動産ニュース / 開発・分譲

2010/7/21

警察大学跡地開発計画「(仮称)中野駅前開発プロジェクト」の概要を発表/東京建物ほか

「(仮称)中野駅前開発プロジェクト」外観イメージ
「(仮称)中野駅前開発プロジェクト」外観イメージ

 東京建物(株)、鹿島建設(株)、昭栄(株)、日本土地建物(株)および戸田建設(株)は、共同で開発している大規模複合開発事業「(仮称)中野駅前開発プロジェクト」の計画概要を発表した。

 同プロジェクトは、JR「中野」駅至近の約16.8haの警察大学跡地のうち約3.5ha(区域4、5)において、オフィスビルを中心とした大規模複合施設を開発するもの。
 国土交通省から民間都市再生整備事業計画の認定を受けており、都市計画公園や道路が整備され、明治大学や帝京平成大学などの進出が決定しているほか、すでに東京警察病院が開業している。

 地上10階地下2階塔屋1階建ての事務所および店舗などによる「区域4オフィス」と、地上22階地下1階建ての事務所および店舗、集会場からのなる「区域5オフィス」、地上5階建ての共同住宅および駐車場からなる「区域5レジデンス」を建設する。

 区域4では免震構造を採用した10階建ての中層オフィスビルを建設。1階は店舗、2~10階は事務所で、基準階は天井高2.9m、有効面積約850坪の無柱空間を実現する予定。

 また、区域5は制震構造を採用した22階建ての高層オフィスビルと5階建てのレジデンス棟で構成し、高層オフィスビルは地下1階がコンベンションホール、1~2階が店舗・貸し会議室、3~22階が事務所。事務所の基準階は天井2.9m、有効面積約1,500坪と、都内最大級のオフィスフロアを実現する。

 計画敷地内に隣接する都市計画公園と一体感のある約1haの緑豊かなオープンスペースを整備し、各オフィスビル1階にはオープンスペースに面してカフェやレストランを配置するほか、環境配慮策として、オフィスビルにはLow-E複層ガラスや高効率照明、自動調光システムなどを採用し、「CASBEE‐新築」のSランクを達成。また、計画地内は、既存の樹木を活用しつつ、随所に植栽を施すことで、40%超の緑化率を実現する予定。

 すでに6月に着工しており、区域4オフィスの竣工は2012年3月、区域5オフィスおよび区域5レジデンスについては同年5月の竣工を予定している。

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