不動産ニュース / その他

2010/9/10

豪州最大手デベのレンドリースと提携、3年後に事業規模1,000億円へ/積水ハウス

(写真左)レンドリースCEO兼マネージングディレクターのスティーヴ・マッキャン氏と(写真右)積水ハウス(株)代表取締役兼CEO和田 勇氏
(写真左)レンドリースCEO兼マネージングディレクターのスティーヴ・マッキャン氏と(写真右)積水ハウス(株)代表取締役兼CEO和田 勇氏

 積水ハウス(株)は10日、オーストラリアにおける海外事業について、レンドリースグループ(オーストラリア・シドニー、CEO兼マネージングディレクター:スティーヴ・マッキャン氏、以下レンドリース)との事業提携を発表した。

 積水ハウスは、2008年12月に現地子会社積水ハウスオーストラリア社を設立、現在、オーストラリア国内の3ヵ所において「カムデンヒルズ」(ニューサウスウェールズ州、宅地造成開発事業、予定総区画数約2,100)、「リプリー・バレイ」(クイーンズランド州、複合開発事業、予定総区画数約2,500)、「ウエントワース・ポイント」(ニューサウスウェールズ州、分譲マンション開発事業、予定総戸数約1,900)として、住宅地開発と住宅販売のプロジェクトを進めている。

 レンドリースは、世界20ヵ国以上で事業展開している、オーストラリア最大手のディベロッパー。これまで5,000件を超える開発実績を持ち、現在、6万5,000区画分の土地を所有している。

 環境問題に高い意識を持つ両社が事業提携を行なうことで、オーストラリアにおいて、より環境に配慮した住まいづくり・まちづくりを推進していく。
 提携の内容は、(1)積水ハウスが進めるカムデンヒルズ、リプリー・バレイ、ウエントワース・ポイントの3プロジェクトへのレンドリースの参画と土地開発マネジメントの委託、(2)レンドリースが進めるハイアット・クーラム(クイーンズランド州、予定総区画数448)、セラータ(ヴィクトリア州、予定総区画数144)における事業への積水ハウスの参画、(3)両社にて新規プロジェクトでの共同事業を推進、(4)レンドリース所有開発宅地における、積水ハウスの住宅建設。

 また、積水ハウスは、10年8月に現地で70年以上の実績のあるエイブイ・ジェニングスの住宅請負建設部門を譲り受け、請負住宅事業に新規に参入した。

 記者会見で、積水ハウス代表取締役兼CEO和田 勇氏は、「オーストラリアは今後、人口が増加し、住宅市場はさらに発展することが予想される。共同で開発することで、当社のブランドイメージを上げていき、オーストラリアにおける住宅事業の拡大をめざしていく。3年後には1,000億円規模の事業にしていきたい」などと述べた。

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