アトラクターズ・ラボ(株)は28日、「東京23区内の駅別世帯増加数」のランキング調査を公表した。最寄駅圏内の町丁目別住民基本台帳人口・世帯数を面積按分集計し、2005~10年の5年間を比較した。
トップが「豊洲」駅(江東区) 、 次いで「勝どき」駅(中央区) 、「錦糸町」駅(墨田区)となり、大江戸線・半蔵門線などの鉄道延伸をきっかけとした湾岸や城東エリアへの世帯移動が明らかになった。この理由として、都内の大型オフィス供給が山手線の秋葉原~品川駅に集中しており、世帯人員が減少し、増えている単身・DINKS世帯が職住近接を望んだ結果とみている。
同社は、「住みたいまちランキングのような調査で上位に入る『自由が丘』駅は全405駅中365位、『代官山』駅は401位と、実態は全く異なる結果となっており、実際に移住しているまちは現実的な判断が強く影響している」と分析した。
同調査の詳細は同社ホームページまで。