エヌ・ティ・ティ都市開発(株)は3日、2011年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(10年4月1日~12月31日)の連結営業収益は1,045億2,000万円(前年同期比0.3%増)、営業利益212億3,600万円(同77.9%増)、経常利益169億2,100万円(同123.8%増)、当期純利益90億7,900万円(前年同期:当期純損失22億5,600万円)と増収増益となった。
主力の不動産賃貸事業は、既存物件の賃料収入の減少や前期に実施した物件売却などが影響し、営業収益696億6,700万円(前年同期比▲6.1%)、営業利益229億7,000万円(同▲8.5%)と減収減益。同社グループが保有するオフィスビルの当期末時点の平均空室率は、都心5区では3.7%(10年9月末時点:4.1%)と改善、全国ベースでは6.4%(同6.0%)となった。
また、分譲事業は、マンションの引渡し戸数が428戸(前年同期:495戸)と減少したものの、販売単価が増加したことや土地の売却などにより、営業収益270億2,600万円(前年同期比17.2%増)、営業利益20億7,600万円(前年同期:営業損失98億3,300万円)と黒字転換した。
なお、通期の連結売上高は1,410億円、営業利益240億円、経常利益180億円、当期純利益90億円を見込んでいる。