不動産ポータルサイトを運営する(株)ファーストロジックは2日、2011年2月期の投資用・居住用不動産の市場動向を発表した。同社ウェブサイトに新規登録された全国の投資用不動産および東京都内の居住用不動産を対象に分析したもの。
投資用1棟物件における表面利回りは、鉄筋コンクリート造マンション9.42%(前月比0.21ポイント上昇)、鉄骨鉄筋コンクリート造マンション 10.42%(同0.42ポイント上昇)、鉄骨造アパート9.77%(同▲0.05ポイント)、木造アパート11.10%(同0.27ポイント上昇)と、鉄骨造アパート以外は家賃収入に対する物件価格が下落傾向に。一方、投資用区分所有マンションの表面利回りは10.75%(同▲0.08ポイント)と、わずかに低下したが、利回りはほぼ横ばいとなった。
また、東京都内の居住用物件の1平方メートル当たりの単価は、マンション55万2,900円(同▲600円)とほぼ横ばい、一戸建て52万5,900円(同2万7,900円上昇)と、増加した。