三鬼商事(株)は10日、2012年1月末時点のオフィスビル市況調査を発表した。
東京ビジネス地区(都心5区)の平均空室率は、新規供給の影響から東京ビジネス地区全体の空室面積約2万坪増加した影響で9.23%(前月比0.22ポイント上昇)と、4ヵ月連続の上昇となった。平均賃料(坪当たり)は1万6,920円(同▲12円)。
新築ビルの平均空室率は33.82%(同10.11ポイント上昇)、平均賃料は2万1,999円(同▲474円)。既存ビルの空室率は8.62%(同0.10ポイント改善)、平均賃料は1万6,792円(同▲7円)。
一方、大阪ビジネス地区の平均空室率は10.74%(同0.11ポイント改善)となった。新築・既存ビル問わず中小規模の成約が見られ、空室面積が約2,200坪減少したため。平均賃料は1万1,655円(同▲6円)となった。