不動産ニュース / ハウジング

2016/4/15

“感性価値”訴える3階建て賃貸新商品/パナホーム

茨城県つくば市の同社工場内に設置したFICASA3のモデルハウス
茨城県つくば市の同社工場内に設置したFICASA3のモデルハウス

 パナホーム(株)は15日、3階建て賃貸住宅新商品「Le-stagemaison FICASA3(レステージメゾン・フィカーサスリー)」を発売した。

 居住者の感性に訴える「感性価値」を重視し、同社が展開する女性視点を生かした賃貸住宅仕様「ラシーネ」を採用。内廊下やエントランスなど共用部の充実、高遮音床の標準採用、制震構造など、ワンランク上の“上質感”を訴えていく。
 「賃貸住宅市場は供給過剰感が出てきており、建物の性能を追求するだけではなく、今後は感性価値を重視していく。鉄骨造でも、マンションに近いラグジュアリー感を感じられる商品を目指した」(理事資産活用事業部長・川端一彦氏)。

 遮音性など、鉄筋コンクリート造の賃貸マンションに近い機能を備えると共に、同社独自の15cmピッチで調整できる制震鉄骨軸組造のメリットを生かし土地の利用効率を最大化することで、設備などによるコストアップ分を吸収する。

 従来のラシーネ仕様の場合は、平均して地域の木造賃貸アパートの賃料相場よりも7%程度高い家賃設定ができており、入居率は98%。今回の新商品は、10~20%高賃料でも入居が確保できると見込む。

 1LDK15戸・延床面積600平方メートルのモデルプランの販売坪単価は69万円台より。初年度の販売目標は120棟・1,000戸。

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