東京ミッドタウンマネジメント(株)(事業者代表:三井不動産(株))は、大規模複合施設「東京ミッドタウン」(東京都港区)30日に開業10周年を迎えるのに先立ち、記者会見を開催。10年の取り組みを総括すると共に、10周年を記念しての新たな取り組みについて説明した。
07年の開業から昨年末までの来街者数は延べ約2億9,000万人に到達。商業売り上げは、開業以来200億円台で推移し、15年は開業年を超える約290億円を達成した。三井不動産東京ミッドタウン事業部長兼東京ミッドタウンマネジメント代表取締役の中村康浩氏は、「陸軍駐屯地、米軍将校宿舎、旧防衛庁庁舎として、一般の人は足を踏み入れることができなかったこの場所が、今では多くの人が集うまちとなった」と感慨深く語ると共に、周辺の居住人口が10年で1万1,000人増加している点にも触れ、「東京ミッドタウンも、今や家族で楽しめるスポットとなっている。これまでベビールームの増設やベビーカーの無料貸し出しなどのサービス拡充を進めてきており、今後は増加するインバウンドに対応するためのサービス拡充にもこれまで以上に注力していきたい」と述べた。
なお、10周年を迎えるにあたり、施設ロゴのリニューアルを実施。フォントを上質感のあるものに変更、「M」のモチーフの色味も深みのある緑色に変更する。
また「JAPAN, THE BEAUTIFUL」をテーマに、高さ約6m・幅約23mの富士山のモニュメントを芝生広場に開設。さらに商業施設のうち25店舗を、新規、もしくはリニューアルオープンさせる計画。