東京都は30日、今後10年間(2016~25年度)の住宅政策における展開の方向を示した「東京都住宅マスタープラン」を策定した。住生活基本計画の都道府県計画としての性格を併せ持つもの。
豊かな住生活の実現と持続に向け、8つの目標(「住まいにおける子育て環境の向上」「高齢者の居住の安定」「住宅確保に配慮を要する都民の居住の安定」「良質な住宅を安心して選択できる市場環境の実現」「安全で良質なマンションストックの形成」「都市づくりと一体となった団地の再生」「災害時における安全な居住の持続」「活力ある持続可能な住宅市街地の実現」)を設定。その実現のために、「既存ストックの有効活用」「多様な主体・分野との連携」「地域特性に応じた施策の展開」の3つに着目し、具体的な施策を総合的・計画的に推進していく。
併せて、政策指標を設定し、目標の達成状況を定量的に把握することにより、施策の効果について検証を行なう。
全文は、都市整備局ホームページ、または都民情報ルーム(都庁第一本庁舎3階北側)で閲覧できる。