(一社)全国空き家相談士協会は23日、第10回定時社員総会を開催。2023年度事業報告・決算報告、24年度事業計画案・収支予算案などを承認。任期満了に伴う役員の改選を実施し、林 直清会長が再選した。また、空き家相談士制度の普及を目的にした政治活動を行なうための「全国空き家相談士政治連盟」の設立総会も併せて開催した。
同政連では、空き家相談士制度の確立と権益擁護を目的に、空き家ビジネスの研究や各種要望など政治活動に取り組んでいく。設立総会で会長に就任した林氏は「政治団体の設立は、かねて構想していたがようやく実現した。空き家相談士協会と表裏一体となり、より多くの人たちに空き家相談士制度を理解・周知していただけるよう活動していく。一人ひとりの力は小さくても、それらを結集することで大きな力となる」と抱負を述べた。今後、空き家相談士登録者を中心に、会員参加を呼び掛けていく。
一方、空き家相談士協会では23年度、独自資格である「空き家相談士」の認定講座を11回開催し、200名が受講。協会発足からの累計登録者は、1,850名となった。期末正会員数は58名、賛助会員20名。
24年度は、組織拡充に向け正会員5名・賛助会員15名の増員を図る。空き家相談士の認定講習・通信教育、リモート講習の受講者450名を目指し、早期に登録者2,200名超えを実現する。
また、同協会と同資格の認知度向上に向け、ホームページ、SNS等での広報活動や、YouTube「空き家相談士チャンネル」立ち上げを展開する。アットホームの「全国空き家・空き地バンク」へコンテンツ掲載と、希望する空き家相談士の紹介を行なう。