イタンジ(株)は19日、入居希望者の内見を、不動産仲介会社がオンライン上で予約できるシステムのリリースを発表。
通常、内見希望者が現れた場合は、仲介不動産会社はその住戸の管理会社に電話をして、自身の名刺をFAXで送信、内見できる時間帯の予約をして、部屋の鍵情報を確認、入居希望者を案内するといった流れで進められる。
同社のリリースした「内見予約くん」では、そうした内見予約受付作業や紹介作業をWEB上で自動的に完結できる。具体的には、電話の音声ガイダンスで内見パスワードを確認し、システムにログインすると、内見可能な時間や鍵情報を24時間365日確認・予約することができる。
管理会社は電話応対の時間を圧縮できるほか、予約重複などのトラブルも防止できる。仲介会社にとっても、5分以内で内見予約の作業が完了できるため、業務の効率化につながるという。
また同システムでは電話をかけてきた仲介会社の電話番号で宅建免許を取得している不動産会社かどうかを自動特定するため、不正業者をブロックし、空き家を犯罪行為などに利用されるリスクも低減させることができる。