(株)夏水組と(株)すまいるコンシェルは18日、サンゲツ名古屋ショールーム(名古屋市西区)において「内装の学校」を開催した。
「内装の学校」は、空室対策に悩む不動産管理事業者や賃貸オーナー、リノベーション事業者などを対象に、リノベーションのプランニング法や、オーナー・不動産会社がDIYでできること、コーディネートのコツなどを授業形式でレクチャーする。今回は、1日で講義と実践が体験できるダイジェスト版で、44名が参加した。
第1部では、夏水組代表取締役の坂田夏水氏が「内装のプランニング」について講義。第2部では、すまいコンシェル代表取締役の校條 友紀子氏が、不動産事業者から見た「人気物件になるための心得」をアドバイスした後、(株)ハウスメイトパートナーズ東京営業部課長の谷 尚子氏が、ローコストリフォーム提案の具体例などを紹介した。
また第3部では、実際に使用されている建材に触れながら、グループに分かれて空室物件へのプランニングを作成。参加者からは、「オーナー、リフォーム事業者、不動産会社が一緒にプランニングできたことは貴重な経験となった」などの感想が寄せられた。
主催者の1人である校條氏は、「賃貸市場は完全に供給過多で、借り手優先の時代。ひと昔前は、問題なく入居が決まっていた賃貸物件の空室をどうやって埋めていくかが大きな課題。不動産と内装の関係をしっかりと学び、満室経営を目指していただきたい」などと話した。