不動産ニュース / IT・情報サービス

2017/6/16

モニターを介し、店舗間でIT接客/大京穴吹不

画面に過去の取引状況などの情報を共有しながら、
遠隔の店舗担当者と売却のシミュレーションを行なった

 (株)大京穴吹不動産は16日、「店舗間IT接客(遠隔地所有者接客対応)」のデモンストレーションを報道陣に公開した。

 1日より導入した「店舗間IT接客」は、これまで顧客が現地まで出向くか、現地担当者と電話相談するかに限られていた、遠隔地の不動産売買・賃貸を希望する相談依頼を、全国30都道府県71店舗のネットワークを生かし、最寄りの店舗・営業所から希望エリアの担当者とモニターを通じて直接応じるシステム。

 デモでは、遠隔地に所有する物件の売却について営業所に相談したケース、相続した物件にかかる税金等の問題を税理士に相談したケース、所有しているマンションのリフォーム工事の進捗状況についてやり取りしたケースという3つの設定でのシミュレーションを実施。間取り図やキッチン・リビング等の工事の様子を画面で共有して説明するなど、対面での面談同様のやり取りを行なった。

 今後は、10月から本格運用が予定されている賃貸住宅のIT重説にも対応していく。

 同社事業統括部の菅原 仁氏は、「店舗を住宅に関するあらゆる相談窓口の拠点としたい。仲介の相談だけでなく、グループ会社が提供する新築分譲マンションやリフォーム、保険、インテリアにまつわる相談や、税理士、ファイナンシャルプランナー、介護事業者との連携による事業拡大、さらには入居後のソフトサービス拡充にも利用していく。通信環境の課題を検証しつつ、将来的には個人宅でのIT接客も視野に入れている」と話した。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。