不動産ニュース / 調査・統計データ

2017/7/26

民間住宅ローン、全期間固定型希望者が増加

 (独)住宅金融支援機構はこのほど、2016年度「民間住宅ローン利用者の実態調査(民間住宅ローン利用予定者編)」の結果を発表した。17年4月に民間住宅ローン利用予定者を対象に、インターネットでアンケートを実施した。

 「希望する住宅ローンの金利タイプ」は、「全期間固定型」が37.4%(前回調査比4.7ポイント増)と増加し、「固定期間選択型」(37.3%)と「変動型」(25.3%)の希望割合が減少した。

 「今後1年間の住宅ローンの金利見通し」は、「現状よりも上昇する」が34.0%(同6.3ポイント増)、「見当がつかない」が18.9%(同0.7ポイント増)と増加し、「ほとんど変わらない」(38.3%)と「現状よりも低下する」(8.8%)が減少した。

 また、「今(今後1年程度)は住宅取得のチャンス(買い時)だと思いますか」との問いでは、「そう思う」と回答した割合は41.9%(同2.2ポイント減)と減少。また、その理由としては「住宅ローン金利が低水準だから」が83.3%と、大半を占めた。
 「そうは思わない」と回答した人(19.1%)と「分からない」と回答した人(39.1%)の割合は増加。その理由としては、「将来の収入や生活に不安があるから」(28.9%)がもっとも多く、次いで「気に入った物件、条件に合う物件がないから」(25.6%)となった。

 「住宅取得に踏み切れない理由(年収帯別)」では、年収が低い層(400万円以下)では、「将来の収入や生活に不安があるから」および「自己資金・頭金が不十分だから」といった理由が多かった。

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