不動産ニュース / 調査・統計データ

2017/8/1

戸建て用地価格、首都圏平均は坪115万円

 (株)東京カンテイは7月31日、2017年の首都圏における「主要駅の最新一戸建て用土地流通価格」を発表した。16年7月~17年6月に、土地の売流通事例が10件以上発生した1,102駅を対象に平均坪単価を算出した。

 調査対象全駅の平均坪単価は115万3,000円(前年同期比1.5%上昇)。上昇傾向が続いたものの上昇幅は鈍化し、安定化の兆しが見られた。

 坪単価100万円以上の駅で、変動率が最も大きかったのはJR南武線「武蔵中原」駅で、平均坪単価は190万5,000円・変動率は同25.1%の上昇。続いてJR京浜東北線「与野」駅が104万3,000円・同22.4%上昇、東急田園都市線「宮前平」駅が123万9,000円・同22.3%上昇と続いた。

 同社では、「上昇率上位30駅をみると、坪単価200万円以上の駅は4駅のみ。ほとんどが100万~200万円未満の坪単価水準であり、建物と合わせたグロス価格が大きくないため、需要が伸びている」と分析した。

 坪単価70万円以上100万円未満のエリアでは、JR常磐線「金町」駅が72万4,000円・同32.2%上昇で最も高い変動率となった。2番目に高かったのは東武東上線「朝霞」駅で93万4,000円・同28.9%上昇、3番目は小田急小田原線「生田」駅で82万4,000円・同25.6%上昇。

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