不動産ニュース / その他

2017/9/1

大和H、宮城でソーラーシェアリング事業

「加美八幡堂太陽光発電所」でのキクラゲ菌床栽培の様子

 大和ハウス工業(株)は、再生可能エネルギー事業を行なうサステナジー(株)、日立キャピタル(株)とともに、太陽光発電と農業を両立するソーラーシェアリング事業を開始する。

 ソーラーシェアリングは、農地の有効活用と再生可能エネルギーの普及を目的として、営業の継続を条件に耕作放棄地などを一時転用し、営農を継続しながら上部の空間に太陽光発電システムを設置するもの。「登米善王寺太陽光発電所」(宮城県登米市、発電容量2MW)、「加美八幡堂太陽光発電所」(宮城県加美郡、同2MW)で実施。同社が設計・調達・建設、保守を担当し、日立キャピタルが太陽光発電設備のリースを行なう。

 2017年6月より太陽光発電パネル下部の農地でキクラゲの栽培を開始。すべての面積を使用して栽培すると、年間収穫量は約40tとなる。9月末には発電を開始し、全量を東北電力(株)へ売電する予定。

 国内で流通している商品の9割以上が中国産で、国産品のニーズが高いキクラゲを栽培作物として選定。営農は農業生産者が地元の人を雇用し栽培する。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

太陽光発電(システム)

太陽電池によって太陽光のエネルギーを直接に電力に変換する発電方式をいう。太陽電池は、一定の物質に光が照射されると伝導電子が増加する現象(光電効果)を利用して電力を得る装置で、光エネルギーを電力に変換する過程で熱や運動エネルギーの媒介を必要としない。

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年3月号
あなたの事業エリアの価値をさらに高めるには…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/1/31

記者の目を公開しました

女性の活躍を企業が積極サポート!(前編)」を更新しました。

少子高齢化が進む中、女性が活躍できる社会は喫緊の課題です。 不動産業界でも、女性管理職の育成など、積極的に女性活躍を支援する動きが見られます。 今回は、前後編にわけ、先進的な取り組みを実践する2社を紹介。 ダイバーシティ実現に向けた企業の挑戦に迫ります。

前編で取り上げるのは、コスモスイニシア。女性管理職育成を目的とした社内講座「さゆりキャリアカレッジ」を開講。 仕事と家庭の両立、キャリアアップの悩みなど、女性社員が直面する課題に寄り添い、 管理職としてのキャリア形成を支援しています!