不動産ニュース / その他

2017/9/25

千葉大で健康な室内環境を目指す実験施設/積水H

 国立大学法人千葉大学と積水ハウス(株)は25日、健康な室内環境づくりを目的に、千葉大学柏の葉キャンパス内に、滞在評価実験が可能な実証実験住宅2棟を建設すると発表。竣工後の11月より実験を開始する。

 両者は共同で、2017年4月より同大学予防医学センター内に「積水ハウス 健やか住環境創造のためのシックハウス症候群対策研究部門」(5年間)を設立。積水ハウスの空気環境配慮仕様「エアキス」に関し、医学的観点での取り組みをさらに深めるための研究を推進しており、室内化学物質低減によるシックハウス症候群やアレルギー予防の観点を強化すると共に、心地よさ、快適性などの健康維持とさらなる増進について検証を進める。

 さらに、低揮発性有機化合物の建材データベースを構築し、医療従事者の立場から居住空間の空気環境に関する相談者への建材の使用や施工の提案ができるシックハウス症候群対策住宅のコンサルティングシステムの構築も目指す。

 建設する実験住宅は、エアキス実験住宅(軽量鉄骨住宅、平屋、建築面積64平方メートル)と、一般的な住宅(在来木造住宅、平屋、建築面積64平方メートル)。

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シックハウス症候群

住宅に起因する、倦怠感、めまい、頭痛、湿疹、のどの痛み、呼吸器疾患などの症状を総称していう。汚染された住宅内の空気を吸引することによって発症する場合が多いとされ、建材や家具に含まれる有機溶剤や防腐剤、...

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