不動産ニュース / 調査・統計データ

2017/10/17

首都圏賃貸、成約数が3ヵ月連続で増加

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は17日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける2017年9月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。

 同月の成約数は1万8,586件(前年同月比5.4%増)となり、3ヵ月連続の上昇。地域別では、東京23区8,306件(同6.4%増)、東京都下1,576件(同8.6%増)、神奈川県4,885件(同7.4%増)、埼玉県1,820件(同10.7%減)、千葉県1,999件(同12.1%増)。

 新築・中古別成約数は、新築のマンションは同26.3%増で2ヵ月連続の増加、アパートは同8.2%増で4ヵ月連続の増加。中古は、マンションが同2.7%増で3ヵ月連続の増加、アパートは同6.7%増と4ヵ月連続の増加となり、マンション、アパート、新築・既存問わず全ての成約数が増加した。

 面積帯別成約数は、マンションは30平方メートル未満のシングル向きが2ヵ月連続で増加、70平方メートル以上のファミリー向きも、再び増加した。アパートは、4ヵ月連続、全面積帯で増加。30~50平方メートルのカップル向きが2ヵ月連続2桁増と好調。

 1戸当たりの平均成約賃料は、マンションが9万100円(同1.5%上昇)で5ヵ月連続のプラス。アパートは6万4,600円(同2.5%上昇)と4ヵ月連続で増加。09年1~12月の各月を100とした賃料指数の首都圏平均は、マンションが93.3(前月比2.3ポイント上昇)で、反転上昇。アパートは98.6(同0.5ポイント下落)と2ヵ月連続のマイナスとなった。

 1平方メートル当たりの平均成約賃料は、マンションが2,642円(前年同月比1.5%上昇)と3ヵ月連続のプラス。アパートは2,204円(同1.9%上昇)で、7ヵ月連続のプラスとなった。賃料指数は、マンションが95.0(前月比0.8ポイント上昇)と3ヵ月連続のプラス。アパートも96.5(同0.3ポイント上昇)でプラスに転じた。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。