不動産ニュース / IT・情報サービス

2017/10/27

物件検索は「写真の多さ」がポイント/RSC

 アットホーム(株)など、不動産情報サイト運営事業者で構成する不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)は27日、「不動産情報サイト利用者意識アンケート」調査結果を発表した。過去1年間のうちに、インターネットで自身が住む賃貸または購入するための不動産物件情報を調べた人を対象に、同協議会と会員各社のサイトなどで調査。調査期間は3月15日~5月15日、有効回答人数は1,098人。

 不動産情報を調べる際に利用したものについては、全年代で男性は「PC」、女性は「スマートフォン」が多かった。

 物件を契約した人に対し、検討時に問い合わせた不動産会社数を尋ねたところ、平均は2.8社(前年比0.5社減)となり、売買と賃貸でも同じ値だった。「2社」の割合が最も高く27.9%、「1社」~「3社」の合計は74.2%で、前年比だと10ポイント近く低下した。物件情報の拡充が進んだ結果、ユーザーが問い合わせる不動産会社数自体を絞り込んでいると分析している。

 物件検索後に問い合わせ・訪問する不動産会社を選ぶときのポイントは、売買・賃貸ともに「写真の点数が多い」が83.3%と突出して高く、「特にポイントとなる点」も45.1%が同項目を選択した。

 物件を契約した人が不動産会社に求めるものについては、売買・賃貸ともに「正確な物件情報の提供」「物件に対する詳細な説明」が上位に。特にポイントとなる点も、上位2項目は同様の結果だったが、3・4位は順位は逆となったものの、売買・賃貸ともに「アフターフォロー」「親切・丁寧な対応」となり、対応の良し悪しが成約に影響していることが分かった。

 物件情報を探す際に希望する設備のトップ3は、売買物件では売戸建てが「駐車場あり」「追い焚き風呂」「システムキッチン」、売マンションでは「オートロック」「追い焚き風呂」「TVモニタ付インターフォン」に。賃貸物件では、「バス・トイレ別」「エアコン付」「室内洗濯置場」がトップ3となった。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。