不動産ニュース / 仲介・管理

2017/12/8

ノルウェー中央銀と共同で渋谷圏の商業施設運営

共同保有する「The Iceberg」

 東急不動産(株)は7日、ノルウェー中央銀行の不動産投資部門(NBREM)との共同出資で、渋谷区・港区所在の稼動商業施設5物件を保有・運営すると発表した。

 NBREMは、同国の政府年金基金の運営を委託されており、世界各国で長期保有を目的とした不動産投資を行なっている。日本の不動産への投資は今回が初。

 両者が取得・保有するのは、同社が「グレーター渋谷(広域渋谷圏)」と位置づけ開発・投資を進めている表参道・原宿エリアに立地する「The Iceberg」(東京都渋谷区、延床面積約5,100平方メートル)など5物件で、総延床面積は約1万5,000平方メートルとなる。同社がローカルパートナーとなり、物件を共同保有。アセットマネジメント業務を東急不動産キャピタル・マネジメント(株)、プロパティマネジメント業務を東急不動産SCマネジメント(株)がそれぞれ受託し、グループ全体で運営を推進する。

 今回の取得で、東急不動産が広域渋谷圏で保有する商業施設の賃貸床面積は約1万2,000坪と、業界トップクラスとなる。

この記事の用語

アセットマネジメント(Asset Management)

委託を受けて不動産などの資産の形成、運用、保全を行なうことをいう。その際に重要なのは、投資目的に沿ってリスクとリターンをコントロールすることであり、資産価値を評価するほか、投資内容や投資先の分散、投資期間の設定などについて工夫することが要求される。

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