不動産ニュース / 調査・統計データ

2017/12/19

住宅ローン利用予定者、金利先高観やや緩む

 (独)住宅金融支援機構は、2017年度「民間住宅ローン利用者の実態調査」における“民間住宅ローン利用予定者編”の結果を発表した。調査時期は17年10月。今後5年以内に具体的に住宅取得予定があり、民間住宅ローンを利用する予定がある全国の20~60歳未満の人にインターネット調査を実施。有効回答件数は1,500件。

 希望する住宅ローンの金利タイプは、「全期間固定型」が35.3%(前回<17年4月>調査比2.1ポイント減)、「固定期間選択型」は37.5%(同0.2ポイント増)、「変動型」27.2%(同1.9ポイント増)と、大きな変化はみられなかった。

 今後1年間の住宅ローン金利見通しは、「現状よりも上昇する」が30.1%(同3.9ポイント減)、「ほとんど変わらない」43.2%(同4.9ポイント増)、「現状よりも低下する」8.4%(同0.4ポイント減)。先高感はやや緩み、低金利を維持するという見方がやや強くなった。

 また、今後1年程度が住宅の買い時だとだと思うかどうかを聞いたところ、「そう思う」という回答は41.2%(同0.7ポイント減)。その理由は「住宅ローン金利が低水準だから」が76.9%(同6.4ポイント減)が最多。「消費税率引き上げ前だから」という回答が45.0%(同11.7ポイント増)と前回よりも大きく増えた。「そうは思わない」と回答したのは、19.3%(同0.2ポイント増)。理由は、「将来の収入や生活に不安がある」が30.5%で最も多かった。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。