不動産ニュース / 調査・統計データ

2018/1/23

全国のレインズ新規登録、2年連続減

 (公財)不動産流通推進センターは22日、2017年(1~12月)の全国の指定流通機構の活用状況を発表した。

 同年の新規登録件数は536万9,841件(前年比1.9%減)、総登録件数は86万5,197件(同1.4%減)と、いずれも2年連続でマイナスとなった。

 物件別では、売り物件の新規登録件数は160万7,995件(同2.7%減)。マンション、戸建て住宅、土地、住宅外一部がマイナスとなった結果、全体もマイナスに。成約報告件数は17万9,677件(同0.7%増)とプラス。総登録件数は32万4,192件(同1.9%増)と1年ぶりにプラスとなった。
 新規登録売り物件の取引態様別物件数は、専属専任が21万9,925件(構成比13.7%)、専任媒介49万6,485件(同30.9%)、一般媒介47万6,027件(同29.6%)。専属選任と専任媒介とで全体の44.6%(同0.9ポイント増)を占めた。

 賃貸物件の新規登録物件は376万1,846件(同1.6%減)とマイナス。土地と住宅外全部以外が減少したことが原因。総登録件数は54万1,005件(同3.3%減)と3年続けてのマイナスとなった。

 なお、17年12月分の新規登録件数は41万3,135件(前年同月比1.5%増)と、前年同月比では6ヵ月連続のプラス、前月比では2ヵ月ぶりのマイナス(4.9%減)となった。成約報告件数は4万5,332件(同5.2%増)と7ヵ月連続のプラス、前月比では3ヵ月連続のマイナス(0.9%減)。総登録件数は86万5,197件(同1.4%減)と、前年同月比では21ヵ月連続、前月比では9ヵ月連続ぶりのマイナス(1.5%減)となった。

 物件別では、売り物件の新規登録件数が12万7,257件(同0.5%増)、成約報告件数が1万4,811件(同4.7%増)と、いずれもプラスに転じた。総登録件数は32万4,192件(同1.9%増)と、前年同月比で8ヵ月連続してプラスとなったが、前月比は4ヵ月ぶりにマイナス(0.4%減)に転じた。

 賃貸物件は、新規登録物件が28万5,878件(同1.9%増)と、前年同月比で6ヵ月連続のプラス。成約報告件数は3万521件(同5.5%増)と、前年同月比で21ヵ月連続のプラスとなった。総登録件数は54万1,005件(同3.3%減)と、前年同月比で32ヵ月連続のマイナス。

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