不動産ニュース / 調査・統計データ

2018/1/23

住宅買い時感、減退傾向に/全宅連調査

 (公社)全国宅地建物取引業協会連合会は23日、9月23日の「不動産の日」に合わせて実施した「不動産の日アンケート調査」結果を発表した。日本在住の20歳以上の男女を対象に、2017年9月1日から10月31日の期間、インターネット調査したもの。1万4,331件の回答を得た。

 調査時点での不動産の買い時感については、買い時だと「思う」19.9%(前年比5.0ポイント下落)と減少。「思わない」は24.7%(同2.4ポイント上昇)、「分からない」は55.4%(同2.6ポイント上昇)となり、全体的に「買いどき感」が減退していることが分かった。

 買い時と考える理由については、「住宅ローン減税など税制優遇が実施されている」が34.5%でトップに。買い時だと思わない理由の1位は、「自分の収入が不安定・減少している」(38.6%)だった。

 持ち家か賃貸かの問いでは、現在の居住形態にかかわらず「持ち家派」が84.9%に。理由として「家賃を支払い続けることが無駄」が63.1%で最多回答となった。「賃貸派」は15.1%で、「住宅ローンに縛られたくない」(59%)という回答がトップだった。

 瑕疵保険とインスペクションの認知について聞いたところ瑕疵保険を「知っている」が25.8%(前年比2.2ポイント増)と前年からわずかにアップ。インスペクションは10.9%と、認知度が瑕疵保険よりも低く1割程度であることが分かった。

 不動産会社に期待することについては、1位「丁寧な接客対応・説明」(37.7%)、2位「契約成立に向けた交渉」(25.0%)、3位「住宅売買・購入時の的確なアドバイス」(20.0%)の順となった。

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