不動産ニュース / 開発・分譲

2018/3/27

森ビル、麻布台地区再開発で65階建て複合施設

 森ビル(株)は27日、日本郵便(株)とともに参加組合員として参画する「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」が東京都知事の認可を受けたと発表した。

 対象地区は、東京都港区虎ノ門5丁目、麻布台1丁目および六本木3丁目にまたがるエリアで、施工面積約8.1ha。東京メトロ日比谷線「神谷町」駅および南北線「六本木一丁目」駅至近に位置し、「アークヒルズ 仙石山森タワー」に隣接する。

 街区再編と一体となった都市基盤の整備として、幹線道路を結ぶ南北・東西方向の道路を整備し、地区全体のアクセス性向上や自動車交通の円滑化に資するネットワークを形成。2つの地下鉄駅を結ぶ地下歩行者通路や歩行者デッキの整備、および地上・地下のバリアフリー動線の整備により、多様な歩行者の安全性と利便性および回遊性の向上を図る。地形を生かした緑地や周辺の緑化空間とも連携した大規模な中央広場の整備により、自然とにぎわいが共生する空間を創出し、木造建物の密集状態を解消など災害対応力の強化とまちの環境性能の向上を図る。

 約1,300戸の住宅に加えて、ホテル、インターナショナルスクール、生活支援・交流施設などの多様な都市機能を一体的に整備。また、外国人にとっても暮らしやすい生活環境を創出し、外国企業の東京進出に寄与する。

 建築敷地面積は約6万3,910平方メートル、総延床面積は約86万4,100平方メートル。地上65階地下6階建ての複合棟や、地上64階地下6階建て・地上53階地下6階建ての住宅棟など、7棟を整備する。2018年度中に権利変換計画認可、本体工事着手の予定。竣工は23年3月の予定。

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「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。