不動産ニュース / 調査・統計データ

2018/5/30

新築戸建て登録価格、2ヵ月連続の上昇

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は30日、同社ネットワークにおける、2018年4月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの登録・成約価格データを公表した。

 新築戸建ての登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,631万円(前月比3.2%上昇)と、2ヵ月連続のプラスに。前年同月比は3.6%上昇し、8ヵ月連続のプラスとなった。

 成約価格の首都圏平均は3,454万円(同3.2%上昇)で、5ヵ月ぶりのプラス。成約数トップの神奈川県(全体の31%)がプラスに転じたことに加え、東京23区で価格水準の高い城南エリアの物件割合が増加。併せて、平均価格も大幅に上昇し過去最高となったことなどが要因。地域別では、東京23区が5,270万円(同8.5%上昇)、東京都下3,654万円(同3.4%上昇)、神奈川県3,645万円(同1.4%上昇)、埼玉県3,019万円(同2.7%上昇)、千葉県2,678万円(同0.1%下落)。

 09年1月を100とした1戸当たりの価格指数は、登録物件が104.0(同3.2ポイント上昇)、成約物件が97.5(同3.0ポイント上昇)。成約価格指数が最も高いのは23区で、過去最高の114.0(同9.0ポイント上昇)となり、8ヵ月連続で100を超え、登録物件を5ヵ月連続で上回っている。

 既存マンションの登録価格は、1戸当たり2,978万円(同8.5%上昇)と、2ヵ月連続のプラスに。前年同月比も10.6%上昇し、2ヵ月連続のプラスとなった。

 成約価格は2,781万円(同7.7%下落)で再びマイナス。成約の半数近くを占める23区で大幅に下落したことなどが要因。前年同月比は、首都圏平均が5.0%上昇し25ヵ月連続、23区は3.4%上昇し28ヵ月連続のプラスとなっている。地域別では、東京23区が3,388万円(同8.7%下落)、東京都下2,447万円(同4.4%下落)、神奈川県2,313万円(同7.4%下落)、埼玉県2,081万円(同4.1%上昇)、千葉県1,981万円(同4.7%上昇)。

 1戸当たりの価格指数は、登録物件が139.6(同11.0ポイント上昇)。成約物件は139.6(同11.7ポイント下落)と再びマイナスとなったが、4ヵ月連続すべてのエリアで100超を維持している。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。