不動産情報サービスのアットホーム(株)は30日、同社ネットワークにおける、2018年4月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの登録・成約価格データを公表した。
新築戸建ての登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,631万円(前月比3.2%上昇)と、2ヵ月連続のプラスに。前年同月比は3.6%上昇し、8ヵ月連続のプラスとなった。
成約価格の首都圏平均は3,454万円(同3.2%上昇)で、5ヵ月ぶりのプラス。成約数トップの神奈川県(全体の31%)がプラスに転じたことに加え、東京23区で価格水準の高い城南エリアの物件割合が増加。併せて、平均価格も大幅に上昇し過去最高となったことなどが要因。地域別では、東京23区が5,270万円(同8.5%上昇)、東京都下3,654万円(同3.4%上昇)、神奈川県3,645万円(同1.4%上昇)、埼玉県3,019万円(同2.7%上昇)、千葉県2,678万円(同0.1%下落)。
09年1月を100とした1戸当たりの価格指数は、登録物件が104.0(同3.2ポイント上昇)、成約物件が97.5(同3.0ポイント上昇)。成約価格指数が最も高いのは23区で、過去最高の114.0(同9.0ポイント上昇)となり、8ヵ月連続で100を超え、登録物件を5ヵ月連続で上回っている。
既存マンションの登録価格は、1戸当たり2,978万円(同8.5%上昇)と、2ヵ月連続のプラスに。前年同月比も10.6%上昇し、2ヵ月連続のプラスとなった。
成約価格は2,781万円(同7.7%下落)で再びマイナス。成約の半数近くを占める23区で大幅に下落したことなどが要因。前年同月比は、首都圏平均が5.0%上昇し25ヵ月連続、23区は3.4%上昇し28ヵ月連続のプラスとなっている。地域別では、東京23区が3,388万円(同8.7%下落)、東京都下2,447万円(同4.4%下落)、神奈川県2,313万円(同7.4%下落)、埼玉県2,081万円(同4.1%上昇)、千葉県1,981万円(同4.7%上昇)。
1戸当たりの価格指数は、登録物件が139.6(同11.0ポイント上昇)。成約物件は139.6(同11.7ポイント下落)と再びマイナスとなったが、4ヵ月連続すべてのエリアで100超を維持している。