(公社)神奈川県宅地建物取引業協会は1日、はまぎんホール(横浜市西区)で通常総会を開き、2018年度事業計画・収支予算等を議決・承認した。
改選期に当たり、新役員および代議員を選任。会長は坂本 久氏が再任となり、3期目を務める。同氏は「既存住宅流通、空き家問題が変わらず重要テーマ。インスペクション、安心R住宅に続いて、これから出てくるであろう新たな制度についても、積極的に取り組んでいく。また、女性役員も増えており、女性の発想を生かしたさまざまな事業展開も期待したい」などと抱負を述べた。
18年度は、4月1日に施行された改正宅建業法によるインスペクションに関連の実務内容について研修を行ない、周知を図る。また、安心R住宅制度については、全宅連が事業者団体登録に向けて準備を進めており、同会でも適切に対応していく方針。
空き家等についても、マッチングや媒介機能強化を図り、さらなる流通促進を目指す。また、6月に施行される住宅宿泊事業法を踏まえて、ガイドラインにもとづいた研修等を行ない、空き家対策と資産の有効活用として会員のビジネスチャンスにつなげるとした。