不動産ニュース / 開発・分譲

2018/8/24

新橋駅前に会員制シェアオフィス/東急不

働き方に合わせたシェアプレイスを各所に用意
鉄道発祥の地、新橋の施設として、高架橋や待合室、ホーム等をデザインイメージに反映した。会議室は指紋認証により24時間利用可能

 東急不動産(株)は、会員制シェアオフィス「Business-Airport Shimbashi(ビジネスエアポート新橋)」(東京都港区)を、27日に開業する。

 同施設は、JR他「新橋」駅より徒歩1分。同社が開発し、グループのREITが保有するビルの3フロア、2,030平方メートルを使用。ビジネスエアポートの第7弾で、既存施設では最大規模となる。

 フロアが分かれていることを利用し、フロアごとにカラーデザインを変えているほか、鉄道発祥の地「新橋」に立地することから、鉄道をモチーフにしたデザインを随所に施した。1~11人で利用できるブース・個室の「サービスオフィス」(専有面積3.3~46平方メートル)を89室用意したほか、ワークスタイルに合わせ24時間利用可能なシェアワークプレイス、ラウンジ、ライブラリーを配している。

 「共創」の場となるシェアワークプレイスをこれまで以上に充実。ラウンジは、可能な限り景色の良い窓際に設けている。会議室は指紋認証システムを入れることで24時間開放。また、3企業だけで専有する「プレミアムフロア」(3室)も設けた。 

 利用料は、共用ラウンジを利用できる「シェアワークプレイス会員」(プライベート会員)は月額9,000円。住所利用・登記もできる「アドレス会員」が同6万円(100名まで)。「サービスオフィス会員」は同12万4,000円~。プレミアムフロアは同100万円超となる見込み。

 24日の見学会で説明に立った同社都市事業ユニット事業戦略部事業運営グループ係長の若松 賢太郎氏は「駅前、オフィス街に囲まれていることもあり、これまで以上に大企業からの問い合わせが多い。ベンチャーとの比率は同等になると思う。問い合わせ数自体も、過去のどの施設よりも多い。半年以内にはフル稼働としたい。今後も、年間3、4施設ペースで増やしていきたい」などと語った。

個室とブースは、利用人数に応じ89室用意。登記もできる
3社だけが利用できる「プレミアムフロア」は、内装仕様もグレードアップした

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シェアリングエコノミー

空き状態にあるモノや技能の個人間の貸し借りを、情報通信システムを活用して仲介するサービス。英語でSharing economy。

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