不動産ニュース / ハウジング

2018/8/31

ポラスG、北習志野に91棟のIoT分譲住宅

「アドバンスドプレイス船橋・北習志野」モデルハウス外観

 ポラスグループの(株)中央住宅とポラスガーデンヒルズ(株)は30日、グループ初となるIoT活用の大型分譲住宅「アドバンスドプレイス船橋・北習志野」(千葉県船橋市、総戸数91棟)のモデルハウスを報道陣に公開した。

 同分譲地は、新京成電鉄・東葉高速鉄道線「北習志野」駅徒歩13分に立地。開発面積1万3,833平方メートル。まちは「フィンテック街区(37棟)」、「ヒーリング街区(26棟)」、「サードプレイス街区(28棟)」の3つで構成。「フィンテック街区」は、HEMSを標準装備し、ライフプランに合わせたファイナンシャルサービスが受けられる。「ヒーリング街区」は、スピーカー付きダウンライトを標準装備。音や香り、照明計画で、落ち着ける空間を提案する。「サードプレイス街区」は、棟ごとに土間や中2階などで、スタディリビングをプランニングする。

 IoTを活用し、室内環境のコントロールを図り、快適さと省エネ性を実現。全棟にタブレットを標準装備し、給湯・照明・エアコン等の操作や電子回覧板が閲覧できる。外出先から戸締まり確認や施錠、気象警報と連動させて自動でシャッターを閉めることも可能。夜間にはポーチ灯や外壁灯を自動点灯させる「灯かりのいえなみ協定」を締結し、各棟、まち全体で防犯や防災・減災を図る。各棟の宅配 BOX 以外にも、分譲地内の一画に、オープン型宅配便ロッカーを設置。カースペースシェアも導入する予定。

 第1期販売は、「フィンテック街区」の33棟で、8月10日より開始。プランはステージリビング、フルフラットキッチンなどが特徴の「アリーナ」、段差を設けてキッチンとダイニングの目線の高さを揃えた「ビストロ」、カフェカウンター、マルチスペースのある「プラザ」、モザイクスタイルキッチン、スタディカウンターなどを備えた「キャンパス」の4つを用意。敷地面積100.08~140.10平方メートル。建物面積93.46~110.13平方メートル。間取りは2LDK~5LDK。販売価格は3,580万~5,380万円(税込み)。

 ホームページなどから約150組、内覧会などの来場客約60組を集客しており、第1期は16棟が契約済み。属性は一次取得者が大半で、世帯主年齢は30代後半が多かった。現住所は船橋市内45%、近隣市町村25%、都内20%。勤務先は都内58%、千葉市17%。想定ターゲットの共働き世帯よりも専業主婦世帯が多かったという。IoTに関してはそれほど浸透しておらず、立地と周辺環境の希少性に着目する人が多かった。

 今後の販売は、第2期(26棟)は2018年10月初旬、第3期(32棟)は同年11月下旬の予定。今回の分譲を機にIoTを使った新たな商品を展開していく。船橋エリアではこれまでも定期的に大型分譲を行なってきたが、9月からは西船橋(31棟)、八千代緑が丘(第2弾、92棟)、本八幡(38棟)で分譲を予定。東武野田線を中心に展開していた分譲を、総武線でも増やしていく。

段差が特徴のプラン「ビストロ」

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

IoT(インターネット・オブ・シングス)

Internet of Things。モノが人を介することなく相互に情報をやりとりする概念をいう。

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。