不動産ニュース / 開発・分譲

2018/11/26

マニラでタワー4棟の大型複合開発/野村不他

プロジェクト外観完成イメージ

 野村不動産(株)と(株)三越伊勢丹ホールディングスは22日、フィリピン・マニラで推進する大型複合開発プロジェクトにおいて、住宅棟「ザ・シーズンズレジデンス」(総戸数約1,400戸)の現地ショールームを開設した。

 同プロジェクトは、分譲タワー型コンドミニアム4棟と、下層階の商業施設「MITSUKOSHI」を組み合わせた複合開発で、フィリピン大手不動産会社Federal Land Incorporatedと共同で実施している。

 マニラ首都圏都心エリアのボニファシオグローバルシティ地区に立地。同エリアはニノイ・アキノ国際空港より約4km圏内で、商業施設、ホテル、オフィス、日本人学校を含むインターナショナルスクール、病院などが集積する。開発地の敷地面積は約1万5,000平方メートル、延床面積は住宅部分(全4棟、地上3階~最高棟54階)が約12万平方メートル、商業施設部分(地下1階~地上3階)が約2万8,000平方メートル。

 分譲住宅部分は“JAPAN CONCEPT”のもと、各タワー名称は日本語で「HARU(春)」「NATSU(夏)」「AKI(秋)」「FUYU(冬)」に設定。外装計画やゲストルームなどの共用部分は、日本の和をモチーフにした空間を創出する。
 また、各タワーは制震ダンパーを設置し、地震や台風などの自然災害に備えた仕様を採用。専有部分は、日本ならではのさまざまな設備仕様を導入する。水回りは二重床を採用し、排水設備からの漏水への対応に配慮。キッチンはまな板一体型のシンクとし、床下収納を全住戸に採用する。また、トイレ部分には環境性能に優れたシャワー付きトイレを設置する。

 商業施設部分には、フィリピン初出店のブランドを含むショップや業態を誘致・展開し、“食”を通じて広がる体験や上質で新しいライフスタイルを提案していく。

 全体竣工は2027年の予定。

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有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。