三井不動産(株)は12月3日、「日本橋髙島屋三井ビルディング」(東京都中央区)9~10階に、テナント企業向け会員制施設「mot. 三井のオフィス for Tomorrow/Mitsui Office for Tomorrow」をオープンする。
会員制ラウンジ「mot.メンバーズラウンジ」や無料ラウンジ「mot.パーク」に加え、貸会議室「mot.カンファレンス」、会員制フィットネス「mot.ウェルネス」を設置するなど、カンファレンスやウェルネス機能を充実させた。
「mot.メンバーズラウンジ」は、個室含む約60席を用意。プライベートコンシェルジュが常駐し、店の予約などのほか、ネイルケアやマッサージ等のサービスも提供する。
「mot.パーク」は、飲食休憩や打ち合わせ、ワークプレイスなど幅広く利用できるスペースとして提供。約90席に加え1人用個室7室、2~4人用個室4室を備えた。
「mot.カンファレンス」は、法人を対象に8~150人まで利用できる会議室6室にシアタールームを設置し、社内会議や社外向けセミナーなどに対応する。
「mot.ウェルネス」では、マシンやスタジオ、ストレッチスペースを配置し、スタジオプログラムも提供。仮眠室も用意し、健康的な働き方をサポートする。
そのほか、9階オフィスロビーに、(株)ローソンによる独立型コーヒーショップ「machi cafe」や健康に配慮したテイクアウト用のデリショップも設置した。
なお、同施設は「日本橋髙島屋三井ビルディング」に加え、「日本橋一丁目三井ビルディング」(東京都中央区)のテナント企業(法人)およびその従業員(個人)が対象。
27日に開催した内覧会で、同社ビルディング事業一部の山本 有氏は、「ビルの大量供給といわれている中で、他社との差別化としてテナント企業の本業支援はもちろん、就労者の生産性の向上、働き方改革に資するものとしてこの施設を企画した」などと抱負を語った。
今後は、2019年3月に竣工予定の「日本橋室町三井タワー」で展開。カンファレンス、フィットネス、ラウンジ機能をベースに施設に合わせたサービスを提供する予定。