不動産ニュース / 開発・分譲

2018/11/27

大船で大規模複合再開発。東急コミュがエリマネも

外観イメージ。左がマンション、右が商業施設

 東急不動産(株)は、同社が参加組合員として参画している「大船駅北第二地区第一種市街地再開発事業」において開発する「ブランズタワー大船」(横浜市栄区、総戸数253戸)の第1期販売を12月1日に開始する。

 同再開発事業は、「大船」駅前の約1.7haの敷地に、住宅・商業一体の複合施設や、駅前広場等を整備するもの。同物件は、マンションと商業施設からなる複合施設。

 建物は同駅からペデストリアンブリッジを通じ直結。敷地面積約8,837平方メートル。鉄筋コンクリート造一部鉄骨造および鉄骨鉄筋コンクリート造。延床面積約6万5,044平方メートル。
 マンションは、地上21階地下2階建てで、高さは周辺エリアで最高の74m。間取りは2LDK、3LDK、4LDKで全15タイプ。専有面積は55.43~144.20平方メートル。
 共用部として、フィットネスルームやライブラリー機能を持つクラブラウンジ等を設備。20階には、貸し切りでパーティ利用等も可能な、ビューラウンジを設けた。
 商業施設は、地下1階地上8階建て。地下1階はスーパーマーケット、1・2階は専門店街、3・4階は大型専門店街で、5~7階は駐車場。

 第1期販売戸数は113戸で、販売価格は4,900万~1億6,900万円。最多価格帯は7,000万円台(3LDK)。坪単価は300万円台半ば。資料請求数は5,200件超。モデルルームの内覧者は1,100組を超えた。問い合わせ者の平均年齢は53歳で、60歳以上が30%以上。家族構成は2人暮らしが最多。職業は、会社員、会社役員がメインで、リタイア後の富裕層も2割程度。現住所は、栄区や鎌倉市で6割、神奈川県全体で9割を占める。

 なお、(株)東急コミュニティーは同物件の全体建物管理業務を受託。同物件の管理を行なうとともにエリアマネジメント業務も推進する。同物件竣工後は、駅前広場の運営や、広場・商業施設の一部を利用してのイベントの主催等を行なう。エリアマネジメントを含む管理業務の受託は同社初の試み。

 建物の竣工は2020年12月下旬、引き渡しは21年2月下旬を予定。商業施設は20年にオープンする予定。

4LDKプランを土台とした2LDKプラン住戸のリビング。専有面積は101.14平方メートル。価格は1億円台
20階に設けるスカイビューラウンジ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。